株式会社グルコース代表取締役
安達 真(あだち しん)
1982年京都生まれ、東京育ち。
早稲田大学理工学部情報学科卒業。
幼少期から情報学の教授である父親の影響でコンピューターに親しみ、中学時代にMacintosh LC475でThink-Cを使って本格的にプログラミングを開始。高校時代には東京工業大学のスーパーコンピューターを使用したプログラミングコンテストで優勝。
大学在学中にIPA未踏ソフトウェア創造事業に採択され、テーマ「Semblog:セマンティックウェブ技術を用いたスモールコンテンツの再編集・共有プラットフォーム」でスーパークリエイター認定を受ける。
2004年6月に有限会社グルコースを設立(2007年9月、株式会社化)。
RSSリーダーから始まり、mixiアプリ、動画配信システム、AIまで、先進的なテクノロジーに寄り添いながらソフトウェアを開発。
クライアントの要望に対し「1を聞いて10を創る」をモットーとし、常に時代の一歩先を行く提案と、
それを実現する組織づくりに励んでいる。
グルコースの現在地
現在、私たちは幅広い分野でソリューションを提供しています。例えば、セブン銀行アプリのリファクタリングプロジェクトでは、複雑化したシステムの整理と認証エラーを、処理フローの依存性を整理することにより解決しました。
また、動画配信プラットフォーム「シラス」の開発では、AWSのクラウドサービスとサーバーレス技術を活用し、低遅延かつ高品質な動画配信を実現しています。
多様なプロジェクトを通じ、クライアントの課題をより深く理解し、最適なソリューションの提案・実現に努めています。主に上場企業の新規事業部門のお客様向けにソフトウェアを開発し、ビジネスモデルの具現化や最新技術の導入を支援しています。
グルコースの歩み
グルコースの社名の由来は、私が学生時代に開発したRSSリーダー「グルコース」にあります。
この名前には、特定の趣向を持つ者同士はクラスタになるが、幹は繋がっている──ブドウの房から連想したネットワークのイメージが込められています。
大学在学中に起業し、RSSリーダーの開発を皮切りにmixiステーション、Twitter(現X)クライアントのFastweetなど、時代の先を行くサービスを次々と手がけました。これらのプロジェクトを通じて、技術力だけでなく、各プラットフォームのビジネスモデルや利用者のニーズを詳細に把握する力を培いました。
2017年以降、INCLUSIVEへのM&Aに伴い、CTO兼技術担当取締役として上場企業の経営に携わりました。この役割を通じ、事業戦略と技術の融合の重要性を再確認しました。2020年代に入ってからは新卒採用を本格的に開始し、組織の拡大と人材育成に注力しています。
グルコースの未来
インターネットが身近になり、モバイルの時代へ突入したりといったパラダイムシフトのタイミングで、活動の原動力となったのは常に好奇心でした。テクノロジーの進化は日々加速し、AIやXRなどが人々の生活や仕事のあり方を大きく変えつつあります。
同時に、ソフトウェアエンジニアの可能性が年々広がっていくのを実感しています。こうした時代において、私たちはかつてないほどワクワクしています。
グルコースの最大の強みは、最先端の技術と事業への深い理解を併せ持つ点です。単にコードを書くだけでなく、クライアントの事業課題を認識し、技術力で解決策を提案・実現できる稀有な存在であり続けることを目指します。
学びながら大胆に挑戦し、テクノロジーの可能性を最大限に引き出すことで、革新的なソリューションを社会に届けてまいります。
グルコースは、これからも事業と技術の両輪を理解し、時代の一歩先を行く提案と実装で、クライアントの成功と社会の発展に貢献していきます。