採用サイト

入社年:2012年 エンジニア

窪田 文也

課題解決のために別解も提案できるエンジニアへ

——現在の業務内容を教えてください

エンジニアとして開発に関わる業務を全工程一通り担当しています。開発工程のどの部分を担当するのかは案件によっても異なりますが、資料をつくる、設計をする、実装する、人にお願いするというのが業務のイメージです。

具体的に担当している案件で言うと、LINEみらい財団やDBCLS(ライフサイエンス統合データベースセンター)、理化学研究所、産業技術総合研究所など研究機関の開発に多く携わっています。
膨大なデータを格納するためにKubernetesを使ってシステム開発を行ったり、RDFを可視化しより分かりやすくしたり、Typescriptでアプリをブラウザで動かすためのコードを書いたりといった感じです。

——プロジェクトの最初期の段階から関わるんですね

はい、私の場合は開発の最初期の工程から担当することが多いので、関わる案件が多いんです。
「何を開発すればいいか固めきれない」というクライアントは多いので、その場合はプロジェクトの最初の段階でヒアリングを行い課題解決に向けて提案を行います。

ウェブサービスは一つの課題をクリアすることを目標に設計が始まるので、課題が曖昧な場合はクライアントの要望を整理することも必要です。要望が複数あった場合に「今回はこの機能は開発せずに次やりましょう」みたいな提案をあえて行うこともあります。そうやって、開発の精度を上げることも大切な役割ですね。

——入社して10年ということで、ご自身が成長したと思うところを教えててください

クライアントと話すことがいつの間にかできるようになっていました。
話すことはもともとそんなに得意ではなかったのですが、プロジェクトの最初の段階からクライアントと対話し、課題を特定していく部分に携わる経験を積んだことで成長したなと思う部分です。

クライアントと話すうえで大切にしているのは、クライアントがサービスを通じて何をしたいのかを想像すること、早く返答すること。様々な案件の経験が開発自体だけでなく、こうしたクライアントとのコミュニケーションにも活かせています。

あと、当社のクライアントは優しい方が多いですね。受注段階でしっかり関係を築けて良いプロジェクトにできるかどうかの見極めも、会社として意識的に行えていると感じます。

コミュニケーションのスピード感と成長環境

——窪田さんが後輩の教育に携わることも多いのですか?

後輩から質問されることは多いですね。「コード書いたけど動かないからどうしたらいいですか」とか。あとはブラウザ上で動かすアプリケーションの制作を手がけることが多いので、私からブラウザの裏にある隠れた挙動を説明したりとかもあります。わからないことを質問しやすいように心掛けています。

例えば、開発にあたってはコードを書くことはもちろん大事ですが、それと同じくらい環境構築が大切なんです。バージョンを揃えたりとか動作環境を整えたりとか。その辺りのノウハウは各々がインターネットで検索すればもちろん出てきますが、私に聞いてもらって説明してあげれば30分で理解することができます。その方がチーム全体としては効率的なので、人に聞けるという環境があるだけで開発のスピードが上がります。

もちろん、エンジニアにとっては自分で問題解決する能力は必要です。その上で、コミュニケーションによってわからないことをすぐに解決できたり、スピード感を持って成長できる空気があるのが当社です。

——福利厚生で利用しているものがあれば教えてください

業務上必要な学習や環境の整備を目的として、月1万円まで書籍購入、環境整備費を自由に使っていいことになっており、私は技術書などの書籍を購入するのに利用しています。オフィスにはそれぞれが購入して読み終わった書籍が置いてあるので、それを読んで勉強することも可能です。他にも高額な講座を会社負担で受講でき、私も何回か参加したことがあります。

——お休みはとりやすいですか?

繁忙期以外であれば休みも取りやすく残業も少ないので、プライベートの時間は確保しやすいです。私は家で趣味のコードを書いたりゲームをしたりとかしていますよ。あとは放送大学の有料講座を受講しています。

正論をベースに議論する文化

——どんな人が向いている会社だと思いますか

仲間とコミュニケーションをとって助け合える人であれば向いていると思います。

どうしても開発中にうまくいかないことはありますし、失敗することもある。そういう時に誰かの失敗とか行動を槍玉に投げるのは良くないという感覚を前提としてみんなが持っていて、「お互いにフォローをし合おう」という文化があります。

みんなで協力していい仕事をしたいという思いのある方と一緒に働きたいですね。

——最後に会社の魅力を教えてください

まず、代表が現役のエンジニアということもあり、エンジニアをすごく尊重してくれる社風は魅力だと思います。

さらに、正論をベースに議論する文化があり、正しいことを実行していこうとする会社です。世間だとバッドノウハウってあると思うんですよ。最善策とはいえないやり方なんだけど、手間をかけたくないからこのままやっとくかみたいな。

当社の場合はそういうことはなく、まずは一番良いことをベースにして取り組み、問題がある場合はブリッジをつくるというやり方を徹底している。エンジニアが良いものをつくるということにフォーカスできるのは、開発冥利に尽きると思います。